【易卦】
一陽二陰の間に陥る坎水。
五気は水、流動性のある水。
十干のうち壬・癸、十二支は子。
季節は冬、月は十二月、色は水色白色。
方位は子(北)、時間は翌日の23時から1時まで。
人象は青年、次男、15歳から35歳までの男子。
フィクサー、部下。目下の者。
『坎』の字は土を欠くと書き、水そのものを現します。
水は、自ら低い場所へと流れていきます。
故に宮意として“低きこと”を現し、人象としては部下や目下の者や年若い男子を現します。
他には“流れる水”から、放浪者や酒屋などの液体関係の商売人、売春関係者、盗人なども示す場合があります。
その宮意から事象に陰伏、労苦、水難、盗難を示し、かつまた配される方位の“北”から、寒冷や心労、暗黒、密輸、密売、地下室や下水や井戸といった事象・物象を含みます。
また、五行の水性を事象になぞらえると、流動性や冷却性といった意味を持ち、これが恋愛問題に現れると浮気や不倫といった
秘密の恋愛につながります。
あるいは株価などの相場に例えるなら、底までいった値が再び上がるといった流動性ともつながります。
宮意からは子(ね)の方角を司ることから、子供に関する事象(妊娠や流産など)が示される場合もあります。
一白を本命星に持つ人の性格は外柔内剛といったところで、表面は人付き合いのよい愛想のある人に見えるけれども、実は強情で他人を見下す傾向があります。
また、組織の中枢にあってその辣腕を奮う傾向がありますので、独立すると失敗する人が多いのも特徴です。
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■二黒土星 坤宮象意作用
■三碧木星 震宮象意作用
■四緑木星 巽宮象意作用
■五黄土星 中宮象意作用
■六白金星 乾宮象意作用
■七赤金星 兌宮象意作用
■八白土性 艮宮象意作用
■九紫火星 離宮象意作用