よく読まれている記事

2015年8月10日月曜日

■九星の象意■ 二黒土星 坤宮

■二黒土星 坤宮象意作用

【易卦】
坤地、純陰の象。
五気は土気なるも、生命の繁殖の源となる平地。
十干配当無し、十二支は未と申。
季節は夏から秋の間、月は七と八月、色は黒。
方位は南西、時間は13時から17時まで。
人象は母、養母、乳母、保母。45歳くらいから上の女性。
温和な人物、吝嗇家、庶民、農家、愚鈍な人、職人。


二黒土星は純陰、命を育む大地を司ります。
しかし、生命は種から発生するものでありますから、二黒土星の宮意には“受け身”ような意も含まれるでしょう。
他に純陰の最も強い土性故に、忍耐や静、育成や労働といったものも含みます。

宮意から連想される人象は女性、特に母親を強く現します。
他には生産業者や農業に従事するもの、地主や産婦人の医師や産婆、穀物関連の商人や不動産業者などがあげられるでしょう。

また、この二黒土星は大地そのものですから、そこから生み出される米や麦といった穀類、布や畳(絨毯)といった物象をも象意に含まれます。

動物であれば、牛や蟻といったものも含まれます。

この二黒土星を吉方位として用いると、温順な運気となり、自ら意欲をもって忍耐し、努力する傾向が生じます。
また、その土性により“育む”から生産そのものを現し、仕事や技術といった象意もあるため、仕事運の強化が計れます。

また女性ならば、母親となる運気を得ます。
しかしながら凶方位として破れば、土地絡みの問題が生じ、何事も倹約を強いられることとなります。