【易卦】
純陽の象で陽の極みで乾天を現す。
五気は金性、鉱石や貴石などの金属でありながら土性に近きもの。
十干配当無し、十二支は戌と亥。
季節は晩秋から初冬、月は十月と十一月、色は白色。
方位は北西、時間は19時から23時まで。
人象は父親、夫、主人、権力者。45歳から上の男性。
貴人、貴族、王族、支配者。
六白金星は八卦の陽の極みです。
世に『乾道』という言葉がありますが、これは易経の天道のことで至健・至剛の徳を現します。
故に六白金星、乾宮の宮意には神仏、天、金、玉(宝石)、尊厳、といった物象や事象を含みます。
五行に置いては金属を現す金性ですが、同じ金性の七赤金星と比べると、より原石に近い鉱物や、貴石、半貴石などがその物象に含まれます。
また、諸事においては完全、充実、充満、といた完成間近の状態である意を示します。
人象では男性(陽根)を含みますが、特に夫、主人、権力者、高貴な人物を現します。
また天道は円を連想されるものから、丸くて回転する物、時計や旋盤、ネジや車輪、あるいは高天にあって巡航する太陽などもその宮意に含まれます。
そしてこの方位を吉方位として用いれば、かかる宮意から経済力の強化や権力の後ろ盾を得て、その運勢強固となるとします。
この“権力”はまさしく宮意の天や尊厳から連想されるものですが、そこからさらに宮意として警察や裁判官、軍人、軍部といった組織化された権力を象意に観る場合もあります。
何にせよこの六白金星は、同じく金性の七赤と比べるとより純粋な金性です。
本命星にこの星を持つ人は、七赤の人と比べると非常に頑固で気位の高い人が多いのが特徴です。
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