【易卦】
一陰二陽の下に入る巽風。
五気は木、材木や木製の家具などの製品。
十干配当無し、十二支は辰と巳。
季節は晩春から初夏の頃、月は四月、五月、色は緑。
方位は南東、時間は7時から11時まで。
人象は長女、主婦、中年女性。30歳から50歳くらいの婦人。
尼僧、寡婦、気迷いの多い人。
四緑木星は三碧木星と同じく、五気で言えば木性にあたります。
三碧を陰気を破る雷鳴に例えると、四緑はその破られた陰気を吹き散らす“風”です。
事物の間を吹き抜ける巽風で、万物の発生と成長を促す象意があります。
また四緑と三碧の木性の違いは、三碧を樹木が枝を伸ばす時に例えるなら、四緑は樹木が根をはる時に例えられます。
発生と成長を司りながら、かかる幸運を得る機会を待つ状態なのです。
人象になぞらえると女性、特に長女を現して、宮意から結婚や縁談のまとまりを示します。
物象ですと、木性から紙製品や扇風機、飛行機、鳥類、気体、臭いのするものから香水などを現します。
他に宮意から、物事が極まる、進退、迷う、遠方へ行くなどの象意がよみとれます。
また、四緑木星は風の宮です。
そこから事物の間を駆け抜けるもの、通信や風害、運輸関連、交際、あるいはそういったものに関連する職業といったものも連想されます。
この四緑木星を吉方位として用いれば、仕事が大いに発展し、東奔西走することになります。また、交際範囲も広がります。
女性ならば、結婚話がまとまるでしょう。
しかしながら凶方位として破れば、人物・事物に行き違いが生じて迷うことになります。
この“迷い”があらゆる場面で出てきます。どうしてよいかわからない、そんな出来事が多くなるでしょう。
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■一白水星 坎宮象意作用
■二黒土星 坤宮象意作用
■三碧木星 震宮象意作用
■五黄土星 中宮象意作用
■六白金星 乾宮象意作用
■七赤金星 兌宮象意作用
■八白土性 艮宮象意作用
■九紫火星 離宮象意作用