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2015年8月13日木曜日

■九星の象意■ 五黄土星 中宮

■五黄土星  中宮象意作用



【易卦】
陰陽八卦の生ずる太極。天地創造の根源で、混沌そのもの。
五気は土。もっとも土性が強く、荒地など動植物の生息しにくい地。
十干は戊と己。十二支配当無し。
季節は春夏秋冬(ひととせ)のうちの土用。
月は立春・立夏・立秋・立冬までの前18日間。※土用入りからあけまで。
色は黄色、方位は中央、時間は配置なし。
人象は帝王、国家や組織の代表者、胎児、死者、自殺者、犯罪者、暴力的な人物。


五黄土星は九星定位盤の中央に配置されます。
その他の四方位を司る九星とは別格のもので、易象では太極とよばれるものに相当します。
万物、特に生命は土気作用によるものが多いために万物の根源とみなします。

宮意としては変化作用、不安定、波乱や破壊、腐乱や死といった強力な負の作用を持っています。
故に、九星定位盤の各九星の巡りが③→②→①と減っていくのは、中央に配置され、他の九星に影響を与える五黄土星の負の作用のためなのです。

そしてかかる宮意からは人象としては犯罪に関わる者、例えば死刑囚や指名手配の凶悪犯、戦犯や薬物常習者、破産者なども含みます。
その人象から職業を連想すると独裁者や暴力団の幹部などもあげられるでしょう。
また、事象・物象としては悪化、還元作用、大災害、殺意や腐食、戦争、テロ活動、暴欲、倒産、海底、地下、極地、毒、廃物、核などを含みます。

宮意としてはそのまま中央、全体といった意味もあります。
この九星は特別で、全体を支配するために年盤で配された方位は“五黄殺”と呼ばれ、その方位を破る(凶方位として用いる。または家の造作をする)と組織の長や中心人物に悪影響が起こります。
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■一白水星  坎宮象意作用
■二黒土星  坤宮象意作用
■三碧木星  震宮象意作用
■四緑木星  巽宮象意作用
■六白金星  乾宮象意作用
■七赤金星  兌宮象意作用
■八白土性  艮宮象意作用
■九紫火星  離宮象意作用