【易卦】
一陰二陽の間につく離火の象。
五気は火。物が燃焼する様や発熱、発光。
十干は丙と丁、十二支は午。
季節は夏、月は六月、色は紫、準じて赤。
方位は午(南)、時間は11時から13時まで。
人象は女優、花嫁、次女、美人、20歳から35歳くらいまでの女性。
有名人、文化人、名誉徳望のある人、代表、貴人。
九紫火星の“九”の数字は陽数の極みです。また色を現す紫は高貴であることを意味します。
さらに季節でいえば夏至、やはり陽の極みにあたり、その宮意には天、徳望、光る、飾る、表沙汰、離合集散や焦慮といったものを含みます。
物象においては太陽や、蛍光灯などの明かり、ライターなどの火器、装身具や華やかな衣装、化粧品、花街など華美で目立つ物や、五行がつかさどる火性から火に関連するものが含まれます。
また、火は影を生じ、そこから“映像”が連想されるので、カメラやレンズ、写真やテレビといった映像に関わる事象や物象、さらには鏡といった何かを映すものもその宮意に含まれるでしょう。
この九星の司る火性は実態の無い、虚ろなものです。
明るく、様々なものを照らし出して自らも目立つ存在ですが、形を持たずに様々に変化します。
そして、風でふっと消えてしまったりと非常に虚ろな存在なのです。
故にこの九紫を本命星に持つ人はそれが性格・性質にでます。
明るく振舞っていたと思ったら、何かの拍子で暗く沈むのです。気分の浮き沈みが激しい人が少なくありません。
また、お洒落に気を使う人も多いようです。
この方位を吉方位として用いると、かかる宮意から耳目を集めたり、栄転・栄進が望まれます。
しかしながら、凶方位として破ると旧来の陰事が明るみにでたり、訴訟や争いなどで周囲の人間関係に離合集散が起こります。
用いる際には注意が必要になる九星です。
※画像をクリックすると拡大します
■一白水星 坎宮象意作用
■二黒土星 坤宮象意作用
■三碧木星 震宮象意作用
■四緑木星 巽宮象意作用
■五黄土星 中宮象意作用
■六白金星 乾宮象意作用
■七赤金星 兌宮象意作用
■八白土性 艮宮象意作用