【易卦】
一陰二陽の兌沢、沢のような水の集まる水場の象。
五気は金。この金は金属製などの製品化された金属を現す。
十干は庚と辛、十二支は酉。
季節は仲秋、月は9月、色は赤、赤銅。
方位は酉(西)、時間は17時から19時まで。
人象は少女、末娘、一人娘。未成年の女性。
愛嬌のある女性、妾、芸者、水商売に従事する女性、不良少女。
七赤金星、兌宮は、金属や鉱石を象意に含む金性でありながら、土地の象意に沢や湿地、沼地などの水の集まる土地を含みます。
それはなぜかと申しますと、五行の考え方で、金属が冷えるとその表面に水滴を帯びることから、七赤に水の集まる沢の意が与えられたのです。
七赤金星は西方を司りますが、宮意としては収穫、遊興、喜び、経済や消費、薬缶や刃物、財布といった事象・物象を含みます。
また、その宮の名“兌”は笑う口元の現していますから、言語や飲食、単純に喜悦する様を示すこともあります。
あるいは、“口”は割れていることから毀損、毀折、壊れ物全般を示すこともあります。
人象では女性、特に年若い少女(未成年)を現し、兌宮の宮意、喜悦する様から妾や芸者といった水商売に関わる女性もそれに含まれます。
この方位を吉方位と用いると諸事喜悦する運びとなるので、経済的には収入の増加が見込まれます。
しかし、この方位を破る(凶方位として用いてしまう)と散財傾向が強くなり、時には色情問題の勃発をも招くのでよくよく注意がひつようです。
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■一白水星 坎宮象意作用
■二黒土星 坤宮象意作用
■三碧木星 震宮象意作用
■四緑木星 巽宮象意作用
■五黄土星 中宮象意作用
■六白金星 乾宮象意作用
■八白土性 艮宮象意作用
■九紫火星 離宮象意作用